
基礎技術とビジネス

植物由来の次世代素材
「PlaX™(プラックス™)」は、サトウキビなどの植物を原料とするバイオマス素材「ポリ乳酸(PLA)」に、Bioworksの分子構成技術を活かした独自開発の植物由来添加剤を加えることで、品質と機能をアップデートさせた新素材です。
PlaX™は、ポリ乳酸の普及を妨げていた耐久性や耐熱性、繊維へ加工時における染色性のような課題を独自の技術によって解決。環境課題を解決し、持続可能な循環型社会を実現すべく、石油由来の既存の合成繊維やプラスチック製品をはじめ、新たな用途へと展開可能な新素材として世界的に注目を集めています。
Feature

植物由来
持続可能な環境で栽培されたサトウキビから採取した糖を原料とする、石油への依存を軽減し、その代替を担うバイオマス素材です。

CO2排出量削減
石油由来の素材と比較し、製造時や廃棄時のCO2排出量を大きく減らすことができます。また、原料となるサトウキビはCO2を吸収して育つため、カーボンニュートラルに貢献します。

循環
その時、その場所に応じて最適な循環手法を選ぶことができます。生分解性を持ち、ケミカルリサイクルによる再資源化が可能です。

抗菌・防臭
天然由来の抗菌・防臭効果を備えています。素材に含まれる乳酸の効果によって、繊維上に付着した雑菌の繁殖を抑えることができます。
認証
PlaX の原綿(短繊維)、原糸(長繊維)において、世界最高水準の安全な繊維製品の証である「エコ
テックス® スタンダード100」の認証を「Annex6製品クラスⅠ(乳幼児用製品)」にて取得済です。


Future
PlaX™がつくる未来
循環型社会の日常
PlaX™がみなさんの生活に浸透し、OSとして機能しているもう少し先の未来。呼応するように新しい社会の仕組みが立ち上がった未来を想像してみます。「循環」が社会実装された、こんなふうになっていたらという未来の日常。

「ごみ」の
意味するもの
辞書的な意味での「ゴミ」は「使って役に立たなくなったくず」。その後は燃やされるか、埋められて残り続けるかでしたが、循環型社会においては違います。リサイクル前提で作られ、使われた後の「ゴミ」は役に立たないものではなく、生まれ変わる前の素材、材料であり、次の役割への移行期間でしかありません。
多くはリサイクルされますが、残りは埋められて分解され土に還っていくことで、次なる役割を果たしていきます。線的にはじまりと終わりがあるのではなく、円的にものと人と自然が巡る社会においては、ゴミが意味するものは変わっているかもしれません。

新しい視座で
「手放し」、「戻す」
ものづくりという言葉は、どんな材料でつくられ、それがどう使われ、どう捨てられ、どう次なる循環の輪の中に入っていくのかについて検討されていることが前提で使われる言葉になっているはずです。
循環は環である以上、誰かが流れを止めてしまえば循環しなくなってしまいます。きっとその瞬間の多くはものを手放す時に訪れます。だからこそ、ものとの付き合う時間軸に意識的になっているのではないか。いつ手放し、循環の環の中に戻すのか。手放すという行為が買うとは違う、ひとつの楽しいアクティビティになっているかもしれません。

ケアを通して、
つながる社会
循環は、様々な要素が繋ぎ合わさった状態です。必ずしも仲の良い、親和性の高いものとだけ繋がっているだけでなく、これまで出会うことのなかったもの同士が、否応なしに関係性を持つ必要に迫られます。その関係を心地よく持続させるために必要なのは、他者を思いやるケアの精神が今まで以上に大切になっているはずです。
ケアし合うのは人間同士だけでなく、ものを分解してくれる微生物や土壌、物を運ぶ物流もそうかもしれません。我々人間はもちろん、自然環境からつくりだしたものまで、すべてが生態系の一部であることを自覚し、ケアし合う関係性が普通のことになっているかもしれません。
