より実用的に、より幅広い用途へ

ポリ乳酸製品は、残念ながら現在多くの現場で使われているとは言えません。その原因は、技術力でした。数十年間、バイオプラスチックは環境に優しいと理解されていながらも、普及せず長く雲に隠れた存在でありました。そうして、周りの研究者が次々と研究を断念していく中、私たちは日進月歩の研究開発を進めてまいりました。例えば、射出成形において、従来の改質ポリ乳酸では、ほとんど結晶化できず冷却速度を遅くする(冷却時間を長くする)しかありませんでした。一方、当社の添加剤を加えたPlaxは全く新しい結晶化促進機構により、結晶化速度を大幅に向上させることに成功しました。それにより、汎用樹脂と同様の成形サイクルでの加工が可能です。また、水温調節可能な100℃以下の金型での成形が出来るため、製造現場を選びません。私たちは現状に安住することなく、連々たる努力とノウハウを積み重ね、持続可能な社会を創造する手助けとなる開発を進めていきます。

  • 結晶化度
  • ブロー成形
  • 透明耐熱性

成形現場の拡大を実現する添加剤

金型から取り出せる硬さに結晶固化するまでの速度を100倍以上向上させます。射出成形に必要な冷却速度領域において、従来の改質ポリ乳酸では、ほとんど結晶化できず冷却速度を遅くする(冷却時間を長くする)しかありませんでした。しかし、当社の添加剤を加えたPlaxは結晶化度を大幅に向上させることに成功しました。そのことにより、汎用樹脂と同じ成形サイクルで加工可能になります。

インジェクションブロー

化粧品瓶などデザイン性の求められる小型瓶等の成形に適しているインジェクションブロー成形ですが、バイオプラスチックには変形や破裂などの課題が多くありました。そこで、当社が開発した添加剤を5%程度加えることにより、従来PET金型をそのままに、ポリ乳酸でボトルを作ることができます。100%植物由来で生分解性、さらに熱湯や電子レンジにも耐えることができるバイオプラスチックを製造できるのはBioworksのみです。今後は大手飲料メーカーや化粧品メーカーなどと協力し、地球環境へ少しでも貢献できる容器の拡販を進めていきます。

ダイレクトブロー成形

シャンプー容器やポリタンク等の成形に使われるダイレクトブロー成形。従来のポリ乳酸では、チューブ状に押出した樹脂が伸びて棒状になってしまうため、ダイレクトブロー成形は技術的に非常に難しいものとされていました。しかし、当社が開発した添加剤を加えたPlaxは、PP等の従来樹脂金型で増粘効果を向上させることに成功しました。ドローダウンなく、中空状態のまま押し出すことが可能になります。市販のポリ乳酸で、成形が可能です。今後は、自動車用途のエアダクトなど、サイズの大きい製品の成形にも挑戦し、事業化を進めていきます。

透明性を保ち、今までにない強度を実現